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TEA FOLKS 44 鶴田製茶 鶴田秀登さんのご紹介

TEA FOLKS(ティーフォルクス)は2カ月に一度、2茶園のプレミアム和紅茶を茶園のストーリーとともにお届けする定期便サービスです。

定期便価格で最新版をご希望の方はこちらからお申込みください。

各便のバックナンバー及び個別の茶葉単体販売も行っています。(在庫次第となります)




鶴田製茶の詳細についてはTEA FOLKS21をご参照ください。



1.鶴田製茶「いんざつ」の特徴



 2024年11-12月号では、鶴田製茶の「いんざつ」をお届けしています。


 「いんざつ」は中国種とアッサム種をかけあわせて作られた品種です。生育条件・味わいともにバランスが良いことが特徴です。


 また、いんざつを生産しているお茶農家は少なく、極めて珍しい品種でもあります。10年ほど前、近隣のお茶農家が廃業する際に鶴田製茶が土地を引き継ぎ、その中に植えられていた一つにいんざつがありました。


 鶴田製茶のいんざつは、渋みが抑えられていて飲みやすいお茶です。また、今回お届けしたいんざつは、摘採時期を遅めにしてやや大きくなった茶葉を使っています。甘みが増し、ほっくりとしたまろやかな甘みが口いっぱいに広がります。


 ここでしか味わうことができない、唯一無二の特徴をもつお茶に仕上がっています。 



2.2024年のお茶作り

 いんざつは希少品種であり、いんざつ本来の味をどうすれば引き出せるのか、秀登さんは試行錯誤を続けています。今年は、茶葉が少し大きくなった方が甘みが増すのではないかと考え、通常よりも遅めに茶葉を摘んだそうです。


 また、今年は茶園の草取りがなかなか追いつかず、メンテナンスの面で苦労が多かったようです。そのため鶴田製茶ではお茶の製造にも制約が生じ、特にいんざつは収穫できた量が少なくなってしまったと言います。



3.今後の展望

 鶴田製茶では、いんざつの他にも以前ご紹介した「いんど」も栽培しており、珍しい紅茶を世に送り出しています。しかし、これらの希少品種は全国的に見ると知名度は高くなく、今後世の中に知ってもらうための取り組みを企図しています。


 また、いんざつは他に生産しているお茶農家が少ない希少品種だからこそ、いんざつならではの本来の味をまだまだ引き出せるのではないかと考えているそうです。さらに美味しく、そして特徴的なお茶を作るための秀登さんの試行錯誤は今後も続きそうです。


 いんざつなどの希少品種を筆頭に、ユニークなお茶作りをする鶴田製茶のお茶作りに今後も要注目です。



TOKYO TEA BLENDERSではティーインストラクターの知識をお伝えする無料メルマガTEA FOLKS通信で紅茶のおいしいいれ方やペアリング、歴史など幅広い情報をご紹介しています。ぜひご覧ください。








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